このたび、第31回日本小児泌尿器科学会総会・学術集会会長を拝命し、2022年7月20日(水)～22日(金)に、都市センターホテル (東京都千代田区) で学術集会を開催させていただくこととなりました。新型コロナウイルス終息の見通しが未だ不透明な状況ではありますが、ぜひとも現地開催にて、活気ある学術集会となるよう、鋭意準備を進めております。

さて、本学会は小児泌尿器科研究会と小児泌尿器科勉強会を母体として設立され、順天堂大学はこれまでに、1987年に第1回日本小児泌尿器科研究会 (当番世話人：駿河 敬次郎) を、1994年に第3回本学会学術集会 (会長：宮野 武) を担当させていただき、今回28年ぶりの担当となります。このような機会を三たび与えていただきましたことは、大変名誉なことであります。

今回の学術集会の主題は「守破離」とさせていただきました。小児泌尿器科学の基礎を築き、発展させてこられた先代の教えを「守り」、研鑽を積んで既存の型を「破り」、さらに既存の型に囚われることなく、型から「離れた」新しいアイディアを生み出す、皆様にとってその一助になるような実りある学術集会が開催できたらと思い、このテーマを選びました。若手医師の先生方にとって魅力ある学術集会になるよう、教育的な示唆に富む症例を、皆様と十分に時間をかけて議論するセッションを持ちたいと考えております。特別講演では、順天堂大学理事であり箱根駅伝強化担当の宮野武名誉教授にお話しをいただく予定です。また、海外からの招待講演には、Professor Prem Puri (University College Dublin)、Professor Alan W. Flake (Children’s Hospital of Philadelphia) をお呼びして、ご講演いただく予定です。ぜひ、ご聴講いただけますと幸いです。

今回も「楽しかった、勉強になった」と皆様におっしゃっていただけるような学術集会の開催を目指して参ります。ぜひ東京で、皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。